ISO Acquisition Support
ISO取得支援
ISOとは約130の国が加盟している「世界共通のルール」のことで、よく目にするものとしては「品質管理や品質保証」(ISO9001)や「環境マネジメント」(ISO14001)、「情報セキュリティマネジメントシステム」(ISO27001)などがあり、「医療機器の為の品質マネジメントシステム」(ISO13485)、「ITサービスマネジメントシステム」(ISO20000)、「食品安全マネジメント」(ISO22000)のように対象となる産業が決まっているものもあります。
これらは、経験則に基づいた場当たり的な対策ではなく、全社一丸となって取り組むことにより、「継続的改善」を実現できる仕組みを組織の中で実現するための規格で、この規格に適合していると認証された組織は対外的にも一定の評価を受けることができます。
マインズコンサルティングのISO取得支援コンサルティングは、ISO規格対応を企業変革のチャンスとしてもとらえ、規格対応するとともに、業務効率向上、社会的評価の向上の視点を重視したISO認証取得を支援致します。
対象経営課題
- ISO認証取得の必要性は分かっているが何から手をつけていいかわからない
- ISO認証導入によりかえって業務効率が低下してしまった
- ISO認証導入に当たって現場の理解を得られない
- PDCAサイクルに載せた運用がうまくいかない
期待される導入効果
ISO認証取得では、PDCAのサイクルを継続的に維持することが求められます。その結果、
- 認証取得後も仕事の質の向上や社員の意識の向上に効果を発揮します
- 文書化作業を効率的に進めることができます
- 業務プロセスを「見える化」することができます
- 取引先からの評価の向上、株主の信頼獲得などが得られます
各ISO規格取得の流れ
ISO認証取得支援はそれぞれ以下のステップで実施します。
品質マネジメントシステム(ISO9001)
品質マネジメントシステム(ISO9001)は顧客の視点から企業のレベルを継続的に向上させる規格です。顧客の立場からの要求事項を規格にしたもので、「明確にすべき仕組みは何か」は要求されていますが、「仕組みがどうあるべき」かは述べられていません。企業の実態に即したシステム構築が必要となります。
- 社内体制の構築
- 業務フロー(現在行っている仕事)の整理
- ルール化・文書化
- 教育・運用
- 内部監査
環境マネジメントシステム(ISO14001)
環境マネジメントシステム(ISO14001)は、「仕組み」に対する規格ではなく、サービスや製品提供の過程、環境への配慮内容を規定したものです。企業として責任を果たすべき環境の問題に関する利害関係者は多岐に渡っています。その利害関係者すべてに協力を求めることも、環境関連等の法規制を遵守することも必要となります。
情報セキュリティマネジメントシステム(ISO27001)
情報は、他の重要な事業資産と同様に組織にとって価値がある資産です。情報セキュリティは、事業継続を確実にすること、事業損害を最小限にすること、 並びに投資に対する見返り及び事業機会を最大限にすることを目的として、広範囲にわたる脅威から情報を適切に保護するためのシステムです。
医療機器の為の品質マネジメントシステム(ISO13485)
医療機器の為の品質マネジメントシステム(ISO13485)は、医療機器の設計・開発、製造、据付け及び付帯サービスと関連するサービスの設計、開発及び提供に対して、組織が使うことができる品質マネジメントシステムの要求事項を規定しています。
ISO13485:2003の特徴は各国それぞれの法律、規則に従い利用することを意図されており、各国の医療機器規制との一貫性を確保する為、ISO9001にある「継続的な改善」や「顧客満足」の要求事項が除外されています。このあたりが品質マネジメントシステム(ISO9001)の導入経験のある企業でも戸惑うことの多い部分です。また、文書化要求が多いことも特徴の一つです。
ITサービスマネジメントシステム(ISO20000)
ITサービスマネジメントシステム(ISO20000)は、ビジネス上および顧客の要求事項を満たす管理されたサービスを効果的に提供するため、統合されたプロセスアプローチの適用を行うことを目的としています。
ITサービスマネジメントシステム認証に取り組むことで、以下のような顧客満足度の向上とサービス提供部門の効率化を図ることが可能です。
- 顧客ニーズの的確な反映
- システム運用の管理水準向上・効率アップ
- サービスシステムの信頼性・可用性向上
- 適切なSLAの作成
- ITサービスの品質測定の実施
食品安全マネジメント(ISO22000)
食品安全マネジメント(ISO22000)は、度重なる食品偽装問題などを背景に大きく注目を集めている国際規格です。 HACCP(危害要因分析重要管理点 ※注釈下記)と品質マネジメントシステム(ISO9001)を組み合わせた形になっています。
※ HACCPとは
HA(Hazard Analysis)・・・危害要因分析と
CCP(Critical Control Point)・・・重要管理点を組み合わせた食品安全手法
つまり、
「危険なことを事前に分析予測して、調理過程の重要なポイントに集中して管理する」ということです。
※ HACCPでいう危害
- 生物学的な危害
細菌の汚染・増殖により引き起こされる危害 - 化学的な危害
原材料に含まれる農薬や抗生物質、工場で使用される殺菌や洗浄などの化学物質による危害 - 物理的な危害
金属、石、ガラスなどの異物混入によって引き起こされる危害
HACCPとは、従来の衛星管理である、菌を「つけない」「増やさない」「殺す」という概念を判りやすくしたものです。この3つの手順を具体的に定めて、かつ、誰に責任があるかを明確にし、行った記録を残すというのがHACCPの基本的な考え方です。
運用評価支援
ISO認証の運用は、認証を継続していく限り毎年続けていく必要があります。そのため、一度文書化した内容をPDCAサイクルに乗せて常に運用をチェックし、運用フェーズを効率化することが効果あるISO導入となるカギとなります。 マインズコンサルティングでは、貴社のISO認証を有効かつ効率的に運用できるように支援します。